両手いっぱいの沈丁花を頂きました。
オーガニックボックスです。
先日のブログにも書いたけれど、
沈丁花の香りって、幼かった頃を強烈に想い出す。。
近くの公園の、
ブランコの脇に咲いていて、
ブランコを漕ぐたびに、甘い、良い香りが流れ込んで来て。
錆びたブランコの、
ギーギーって軋む音さえも甦ってくるから、懐かしさでいっぱいに。
沈丁花と言えば、
ユーミンの「春よ、来い」の曲の一節にも出てきますね。
美しい文語と心地良いメロディーが特徴的で、私が初めて買ってもらったCDでもあります。
小学校1年生の時だったかな。
もう、何度も何度も聴いた想い出があり、20年以上経った今でも歌詞を覚えている程!
当時は歌詞の意味まで深く考えたりする事はなかったけれど。
大人になった今、
改めて聞いてみると心に染みる本当に美しい曲だなぁって。
いとし面影の沈丁花
沈丁花は2月~3月に花を咲かせる事から、春を表す季語になっていますが、
私が幼い頃を強烈に想い出すように、
あの甘い香りって、一度嗅ぐと心から離れない。そんな気がします。
沈丁花はただの季語ではなく、
“忘れられない想い出”
の比喩になっていて、その先に続くフレーズ
溢るる涙の蕾から
ひとつひとつ香りはじめる
は、涙が溢れそうな位切ない気持ちを蕾のように閉じ込めていたけど、少しずつ花が開くように想い出が甦る。。
のようなニュアンスにも読み取れるなぁって。
勝手な解釈です。笑
また、歌詞の中での登場人物
“愛をくれし君”は、
恋人だったり、
友人だったり、
はたまた家族だったり、
聴き手の心情によって、自分の事とリンクして入り込めるから、この曲が多くの人に愛されるようになった理由のひとつかなって思ったり。
タイトルになっている
「春よ、来い」の
“春”は沈丁花で例えた”忘れられない想い出”を乗り越える事。
“来い”は命令形ですが、不思議と乱暴に聞こえず、来て欲しいと心から願っている様子。が感じとれます。
ストレートに解釈すると、
別れてしまった恋人を想い出し、また戻ってきてくれる事を待ち望んでいる曲。
のように聞こえますが、
私には、
恋愛に限らず、”忘れられない想い出”を乗り越えようと、どれが正解だったのかな?って迷い立ち止まりながらも、
淡い想い出を糧に、それを乗り越えたいと心から願っている曲。に聞こえます。
人によって様々な解釈が出来る所がまたこの曲の深さですね!
そして、
「春よ来い」ではなくて、
「春よ、来い」
この「、」に物凄くセンスを感じてしまうのは私だけでしょうか。
もう、考察が止まらなくなってしまうので、この辺にしておきます。笑
曲をあれこれ考察するのがお好きな方、
是非!お友達になって下さい!笑
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